話しかけても返事しない子どもにイライラしてしまいませんか?
返事してくれない子の場合、そもそも声が届いていない可能性があります。
話しかけても返事をしない子どもが、すっと返事するようになったお母さんの話しかけ方をお伝えします。
目次
1.お母さんが話しかけても返事しない子どもにイライラしてしまっていませんか?
話しかけても返事しない子どもにイライラしていませんか?
お子さんが全然返事をしてくれないと、お母さんもついついイライラしてしまいがちですよね。
特にYoutubeやゲームを見ていると、そちらに集中してしまい、お母さんの声が全く届かない!なんてことはありませんか?
「返事してくれない」というだけで親子バトルが激しくなってしまうことがあります。
また、保育園や学校など外でも困りごとが出ていませんか?
お家ですぐに返事ができないということは、幼稚園保育園や学校でも、先生やお友達の言葉に同じようにすぐに反応ができていない可能性があります。
そうなると問題行動に繋がってしまったり、お友達とのトラブルが起こりかねません。
「返事しない」ということ自体は、家庭内ではちょっとした事ですが、放っておいてこじらせてしまうと大変なことになりかねません。
外での困りごとをなくすためにも、ママの声かけを工夫して、返事をできる子へと育てていきましょう!
2.返事しない我が子を怒り続けたけれど変わりませんでした。
私自身、現在小学1年生の娘がいますが、返事しない子どもで、声をかけても全然返事してくれない!
反応してくれない!無視される!ということで悩んできました。
思わず、「聞いてる?!」と言いたくなるほど、全く私の声が届いておらず、
「いい加減にしなさい!」「1回で聞きなさい!」「ちゃんと聞いてるの?!」
と怒ってばかりいました。
人の話を無視することはダメなことだということを、怒って言い聞かせようと必死だったんです。
怒り続けて何か変わったかというと、何も変わりませんでした。
変わらないどころか、悪化する一方でした。
ついには私だけではなく、パパからの問いかけにもおばあちゃんからの問いかけにもなかなか反応しなくなり、色んな人から怒られるようになってしまいました。
成長とともに、話が聞けるようになるのではないか…と期待し、様子を見るだけでしたが、
お母さんの声かけに反応しないことに対して、放っていても怒る対応をしていても
勝手に反応できるようにはならないのです。
娘はそのせいで保育園のときはたくさん苦労がありました。
集団生活での問題行動もお友達トラブルも多く、
気がついたころには対処が難しい状況にまでなってしまい、保育園にしばらく通えない時期もありました。
家でなかなか返事してくれないな~と思ったら、早く手を打ってほしいと思います。
3.子どもが返事をしない理由
お子さんが返事しないのは、わざとではなく、
そもそもお母さんの声がお子さんの脳に届いていない可能性があります。
脳の中には各場所にそれぞれの役割があり、それぞれの場所を繋いでいる道筋のことを
ネットワークと言います。
話しかけられて返事をするということは一見簡単な事ですが、実際は、
1.声を聞いて、言葉の内容を理解する
2.返事をするためにアウトプットをする
という一連の流れが起こっています。
この一連の流れのための道筋がネットワークですが、幼児はこのネットワークがまだまだ未熟のことがあります。
ネットワークが未熟だと、すぐに返事が出来ないということになりかねないのです。
このネットワークを成長させて回路をしっかり作ることで、すっと返事してくれるようになります。
その方法は後でご紹介します。
4.お子さんがすっと返事してくれるようになる話しかけ方
お子さんがすっと返事してくれるようになる話しかけ方のポイントは「近くで小声で話しかける」です!
大きな声というだけでお子さんの脳は、お母さんの声を怖いものと認識してしまいます。
言葉の内容よりも、言葉の雰囲気の方が影響が大きいのです。
怖いと思った声はそもそも、なかなか脳まで届かない場合があるので、小さな声で話しかけるのがポイントです。
そして遠くから話しかけるとどうしても大きな声になってしまうので、近くで話しかけてみてください。
「お母さんの声=楽しいもの」と認識すると脳への反応がスムーズになりますので、
内緒話のように少しゲーム感覚で話しかけてみるのもおすすめです。
普段全然返事してくれなかった子でも、意外と耳元で内緒話のように話しかけると、
面白くて反応してくれやすいと思います。
私の娘も、あえて耳元で、聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声で話しかけると、
「え?なんて?もう一回言って^^‼」と笑ってしまい、ゲーム感覚で楽しんで聞いてくれるようになりました。
それでお子さんが少しでも反応してくれれば、
「お、返事してくれたね!」「反応早いね!」などと肯定し、褒めで会話を終わらせるようにしましょう。
それを繰り返していくと、次第に脳のネットワークがしっかり使われて連携がスムーズになっていくので、
お母さんの言葉がすっとお子さんの脳に届くようになり、返事もスムーズになっていきます。
そしてお母さんの言葉でたくさん練習を積めると、返事するための脳の回路がしっかりと作られていくので、
お母さん以外の人からの言葉にも反応できるようになりますよ!
是非、ママの声かけを工夫して返事を出来る子へと成長させましょう!
発達科学コミュニケーショントレーナー
横浜 花
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