目次
1.お友達を叩いてしまう、押してしまうなど「手が出る」行動、何度言い聞かせても治らない!
1歳、2歳でお友達に手が出てしまう・・・というのは良くあること。
幼児期はよくあるよね。と思って、様子を見ていたけれど、3歳、4歳、5歳になっても治らない!
何度も何度も言い聞かせても治らない!
怒っても、叱っても、対応方法を手当たり次第にやっているのに治らない!!!と困っていませんか?
相手のいることなので、お母さんが一番悩むところではないでしょうか。
お母さんは、相手の子どもや親御さんに本当に申し訳ないと思っていますよね。
だけど、何度も何度も言い聞かせているのにわかってくれないからお母さんだって困ってる。
こんなことはないでしょうか?
「お母さんがしっかりしつけてないからだよ」と心ない言葉を突きつけられてしまうこともあるかもしれませんね。
手を出してしまう子のお母さんは、誰よりも厳しくしつけをしていると思います。
我が子がお友達に手を出してしまって、何も思わないお母さんなんていませんよね。
ですが実はその”しつけ”が、状況を悪化させている可能性があります!!!
何度も何度も言い聞かせている、たくさんのことを試している、だけどどんなことを試しても改善されない!!!
という方は今すぐやり方を変えてみてください!
2.なぜ、何度言い聞かせても、”手が出る”行動を辞めさせられないのか
手が出てしまう理由は、脳の特性にあります。
いろんな理由がありますが、
・「言葉の発達が未熟」で言葉で伝えられなくて、手が出てしまう。
・お友達同志の関わりの中でカッとなってしまうと、「行動を抑える力が未熟」で、つい衝動的に手が出てしまう。
・思い通りにならないと「感情の脳が未熟」で感情が爆発して、手が出てしまう。
など、理由はそれぞれです。
ですが、どれにしてもこのように脳のある部分が未熟なために「手が出る」という行動が起こってしまっています。
その場合、本人は叩きたくて叩いているわけではなく、自分でコントロールできないから起こってしまっているのです。
そのため、いくら言い聞かせたところでなかなか改善されないのです。
本人もわかっているのに、「できない」。
そして「怒られる」というループを繰り返してしまっているのかもしれません。
脳は行動すると発達します。
この「お友達を叩いてしまう」という行動を繰り返していると、どんどんこの行動が繰り返されるようになってしまうのです。
さらに、繰り返し怒られることで子どもはどんどん自信をなくしていきます。
これが繰り返されると、子どもの自信はどんどんなくなり、叩く行為も減らない。
このようにして、どんどん脳が悪い方向に発達してしまっているのです。
このループになっている場合は今すぐ対応が必要です!
3.子供の「手が出る」行動をやめさせたければ、まずは「肯定」する!
もちろん根本的に改善するためには、言葉の力を伸ばしたり、行動を抑える力を伸ばしたり、感情の脳を育てたりしていく必要がありますが、それ以上に意識してほしいのが、子どもを肯定することです。
「手が出る」ということは、お子さんは人一倍怒られる経験が多いはずです。
怒られ続けることで、自信がなくなってしまっている状態です。
だからこそ、子どもをたくさん肯定する声かけをしてあげてください。
手を出してしまったことに関してはダメなことなので褒めることはできませんが、それ以外のことで怒った3倍は褒めるようにしてみてください。
3倍と言わずに
「怒る:褒める=1:9」ぐらいにしてもいいかもしれません。
それほど、怒られてばかりのお子さんには、肯定することが必要です。
お母さんが褒めることが増えると、子どもは次第に素直さを取り戻します。
そうすると、自然と落ち着いていきます。
「怒る:褒める=1:9」で徹底的に褒めてくださいね!
2週間も経てば、お子さんの変化が見られるはずです!
褒めるところがわからない!という方は個別相談にお越しくださいね^^