目次
1.年長になっても朝の支度が遅くて、毎日親子バトルでした
娘は今小学2年生ですが、年長さんの頃、朝の支度を始めても、
すぐに「ちょっと休憩」と言いながら、ゴロンとしてしまったり、
次歯磨きだよ〜!って行っていても、「ちょっと折り紙してから!」などと、
全然関係ないことをやり始めたりして、全然朝の支度が進まないということがよくありました。
すぐに「ちょっと休憩」と言いながら、ゴロンとしてしまったり、
次歯磨きだよ〜!って行っていても、「ちょっと折り紙してから!」などと、
全然関係ないことをやり始めたりして、全然朝の支度が進まないということがよくありました。
私も最初は優しく指示を出すものの、全然言うことを聞いてくれないことにイライラしてしまい、最終的には怒ってしまう!ということが日常茶飯事でした。
2.朝の支度が遅い理由は2つ
朝の支度が遅い理由として、脳の特性が関係している場合があります。
その場合、2つ理由が挙げられます。
・気が散りやすい
・物事の優先順位をつけて段取りを考えながら行動するのが苦手
ということです。
この2つのせいで、支度の途中で他のことに気が散ってしまったり、1回他のことに集中してしまうと切り替えができずスムーズに支度ができないということが起こっています。
まず、気が散りやすいというのは、ADHDの特性の「不注意」が関係しています。
外からの刺激などですぐに注意がそれてしまう特性があります。
そのため、一つのことをしていても、ふと何か他のことが目に入るとパッと違うことをし始めてしまったり、何か思いつくとせずにいられなくなるのです。
外からの刺激などですぐに注意がそれてしまう特性があります。
そのため、一つのことをしていても、ふと何か他のことが目に入るとパッと違うことをし始めてしまったり、何か思いつくとせずにいられなくなるのです。
そしてもう一つの、物事の優先順位をつけて段取りを考えながら行動するのが苦手というのは、ADHDの特性でもあり、ASDのお子さんでも特性を持つ子がいます。
時間感覚が希薄な場合もあり、段取りをたてて行動するというのがまだ難しいのです。
しかも1つのことに集中してしまうと、切り替えができないことも多く、なかなか次の行動に移せません。
ですが、ママが怒ってしまうと余計に子どもも怒ってしまったりして親子バトルが勃発しやすくなります。
ですが、ママが怒ってしまうと余計に子どもも怒ってしまったりして親子バトルが勃発しやすくなります。
なぜなら、自分のやりたいことはやりたい!というこだわりを発揮して、思い通りに事が進まないことがなかなか受け入れられないからです。
なので、”怒る”・”叱る”という対応はあまり意味がないのです。
3.小学校を見据えて年長さんの1年で一人で朝の支度ができるようにサポートしよう
年長さんになると、「ママも一人でやってよ!」の気持ちが大きくなりますし、
小学校も見据えて少しずつ自分でできるようになってほしいところですよね。
だけれども、いきなり一人ではできるようにならないので、一旦「年長さんなんだから」という気持ちは置いておいて、ママのサポートで小学校までにしっかり準備できるようにしていきましょう!
だけれども、いきなり一人ではできるようにならないので、一旦「年長さんなんだから」という気持ちは置いておいて、ママのサポートで小学校までにしっかり準備できるようにしていきましょう!
4.朝の支度がスムーズにできるようになる魔法の声かけ
気が散りやすく、なかなか朝の支度がスムーズに進まないお子さんにしたい声かけのポイントは3つです!
①選択させる
子どもに自分ですることを選べばせてあげてみてください。
「先に歯磨きする?それともトイレに行く?」
という感じで、どっちを選んでも行動するような選択肢にしてあげてくださいね!
子どもは自分で選ぶと、選ばせてもらえたという気持ちになり、自主的に行動するようになります。
②分解する
子どもは、「めんどくさい!」と思うとなかなか行動しようとしません。
脳は行動を始める最初にエネルギーをもっとも使うからです。
なので、最初はパッと始められるような簡単なものにしてあげるため”分解”します。
例えば、着替えをなかなかしなければ、
「ママとパジャマ脱ぐ競争しよう!」
→「早い!ママ負けっちゃった〜!!」(褒め)
→「じゃあ、次シャツ着てみよっか!」
→「OK!いいね〜!」(褒め)
→「じゃあ、上の服着よう!」
→「おお!早いね!!」(褒め)
脳は行動を始める最初にエネルギーをもっとも使うからです。
なので、最初はパッと始められるような簡単なものにしてあげるため”分解”します。
例えば、着替えをなかなかしなければ、
「ママとパジャマ脱ぐ競争しよう!」
→「早い!ママ負けっちゃった〜!!」(褒め)
→「じゃあ、次シャツ着てみよっか!」
→「OK!いいね〜!」(褒め)
→「じゃあ、上の服着よう!」
→「おお!早いね!!」(褒め)
1つの指示を簡単にすることと、分解するごとで1つずつ”褒める”ということをすることができるので行動がスムーズになります^^
③段取りに本人がやりたいことを混ぜ込む!
例えば、本を読むのが好きな子なら、段取りに組み込んでしまうのもありです。
起きる
↓
ご飯を食べる
↓
歯磨き
↓
本を読む
↓
トイレ
↓
園の準備
など、「本を読む」ということをスケジュールに組み込んでしまうのです^^
できれば本人にも見えるような形で流れがわかっている方が、動きやすい子が多いです。
ぜひやってみてくださいね^^