目次
1.発達障害なのか個性なのか何年も答えが見えず悩んでいました
私の娘はもうすぐ２年生を迎えますが、年少で幼稚園に入った頃から、集団生活では少し気になる様子がありました。
１歳児検診、３歳児検診にはひっからなかったし、家でもそこまで困っていないけど、幼稚園の先生から発達相談に行ってはどうか？と言われてしまいました。
初めはショックを隠しきれませんでしたが、集団生活で困りごとがあるのは確か。
まずは発達相談に行ってみることにしました。
だけど、発達相談を受けても、発達検査を受けても何か目立った数値が出るわけでもなく、結果は「特に問題はなさそう。しばらく様子を見てみましょうか。」
という言葉だけいただきました。
安心する一方で、やっぱり集団ではうまくいかないことも多く、改善されませんでした。
だけど、ネットや本でもよく書かれているチェックリストをしても当てはまるものもあれば当てはまらないものもあり、一体発達障害なのかそれとも個性の範囲なのか？よくわからなくなってしまったのです。
2.発達障害なのか個性なのかに答えはない
結論から言うと、発達障害なのか個性なのかと言うことに明確な答えはありません。
そもそも発達障害はスペクトラム（連続体）なので、定型発達と発達障害の決まった境目はないのです。
誰でも脳の特性は持っています。
話すのが得意な人、運動が得意な人、考えるのが得意な人、色々いるわけですよね。
話すのが得意な人、運動が得意な人、考えるのが得意な人、色々いるわけですよね。
その特性のでこぼこが大きかったり、特性が強かったりして、本人も困っている、そして周りも困っている状態になると発達障害という診断が下りるようになっています。
つまり特性があっても、本人も周りも困っていなければ別に障害ではないということになります。
そしてグレーゾーンと呼ばれる子どもたちはこの境目のところにいる子たちを指しますが、このお子さんたちは対応次第で特性がほとんど目立たないいい状態になることもあれば、悪い状態になることもあるのです。
状況や周りの対応、環境でいくらでも変化するということです。
だからこそチェックリストも当てはまったり当てはまらなかったりするのが当たり前なのです。
3.発達障害か個性かよりもママの違和感が一番正しい
発達検査や発達相談を受けて「様子見ましょう」と言われたり、ママ友に相談しても「大丈夫だよ！うちもあるよ！」と言われてしまうと、お母さんの中で少し違和感があることってあると思います。
大丈夫だったら良いんだけど、だけどこのモヤモヤはなんだろう・・・と悩むこともあるはずです。
その違和感は放っておいていいものではありません。
子どもの状態が勝手に良くなるということはないからです。
そして誰よりも子どものことをわかっているのはお母さんなんです。
おそらくお母さんが発達障害ではないだろうけど、少し違和感があるな・・・と思うならば、それが一番の正解で、特性は多少あるけれど、対応さえすればうまくいくということです。
だから、「大丈夫」という言葉を鵜呑みにせず、今できることをしっかりしてほしいのです。
4.発達障害なのか個性なのか迷う前にまず子どものことを分析してみよう！
まず、お子さんの状態を把握しましょう。
我が子は、
何ができて何ができないのか？
何が得意で何が得意でないのか？
それを見つけることが最初のステップです。
そして、子どもの行動を論理的に分析するために、ぜひ子どもの行動を４種類に分類してみてください。
①今当たり前にできている行動
②今はまだできないけれど、今後できるようになってほしい行動
③今していてやめてほしい行動
④許し難い行動（人を傷つけるか、物を壊すか）
分けてみると、案外当たり前にできていることも多いはずです。
そして、今はまだできないことを少しずつできるようにしてあげたら良いんです^^
子どもの問題を一気になんとかしようと思ってもうまくいかないことが多いです。
まず、子どもの状態を把握すると、子どもがどんなことが苦手でどんな状況が苦手なのかも見えてくるはずです。
そしてまずは、今当たり前にできていることを認めてあげる・”褒める”ということをしてあげてくださいね！
