crop daughter standing hand in hand with mother in city
HSC

HSC(The Highly Sensitive Child)について

HSCをご存知ですか?

最近になってようやく日本でも広まってきた言葉です。

HSC=The Highly Sensitive Child

日本語訳では「ひといちばい敏感な子」です。

最近テレビや本でも話題になっていた「繊細さん(HSP)」の子どもバージョンです。

普通の子と何か違う…と思っていた親が、HSCを知ってスッキリした。今までの行動が腑に落ちた。等を感じることが多いようです。

HSCってどんなもの?

HSCはひといちばい敏感な子という通り、普通の子よりあらゆることに敏感で、感受性が高いです。

5人に1人は当たると言われており、比較的多いですが少数派にはなるので、何か普通の子とは違うと感じるようです。

精神科医が挙げる「HSCの10の特徴」とは?子どもに合った接し方や対応のポイントを紹介が分かりやすかったです。

親が子どもがHSCであるということに気づかない間は、育てにくい子で、育て方がわからなくなり辛い思いをしていることも多いようです。

実は私もその一人です。娘は現在6歳ですが、5歳になるまで全くHSCというものを知りませんでした。まだまだ知ったばかりです。

でもHSCを知る前と知った後では、子育てが全然違います。娘は変わっていませんが、少し対応を変えるだけでとても子育てしやすくなりました。

私の経験談も含めて書いていきたいと思います。

HSCのチェックリストは「こちら」でできますので、一度試してください。

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HSCは発達障害?

HSCは発達障害ではありません。病気ではなく、こどもが持っている気質ということだそうです。

ですが、敏感さやこだわり、集団生活が苦手など発達障害と似ている点も多いことから、発達障害との誤診も多いそうです。

これは、まだまだ教育現場・医療現場ではHSCが知られていないから起こっているのだと思っています。

私は今まで通常の教育現場でHSCを知っている人に出会ったことがありません。

逆にオルタナティブスクールでは、HSCを理解している先生が多い気がします。

HSCという概念がなければ、少し周りと違うというだけで発達障害にすぐに結びついてしまいます。しかも、もし知っていたとしてもHSCと発達障害は見分けがとても難しく、併発することもあるそうで、そもそも発達障害もHSCも何か数値をもって診断されるものではないので、素人ではよくわからないと思います。

レントゲンを撮って分かるようなものであれば、線引きが簡単だと思いますが、そもそも発達障害自体がものすごくあいまい。そしてHSCは気質のものなので、診断があるものではありません。

また、HSCを知られていない教育現場・医療現場では、少し他と違うとなると、普通か、発達障害かの2択になってしまいます。でも、よく考えてみてください。

「発達障害かもしれない」という目で人を見ると、みんなそう見えてきませんか?

だってそもそも基準がものすごくあいまいだから。

こだわりが強いと言われたらそうかもしれないと思えてくるし、集団生活が苦手と言われたらそうかもしれない・・・・となることはよくあると思います。

でも、発達障害であれば、小さいときから一番近くで見ている保護者が何か違和感を感じているはずではないかと思うのです。その場合は、発達障害の診断がつくことで逆に安心したということもよく聞きます。でも、発達障害と言われても何かピンとこない、となると、やはり何かが違うのではないかな、と思います。

発達障害であれば、普通は親や小児科医が早い段階で気づく。とこちらの本でも書かれています。

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私はこの本を読んで、すごく納得できたので悩んでいる方には読んでほしいなと思います。

併発している場合があるそうなので、HSCなのか発達障害なのか併発しているのか、そんな詳しいことは素人ではわかりませんが、結局のところ何かをはっきりさせる必要はなく、保護者が子供を理解することが必要なだけだと思います。なので、発達障害の疑惑をもたれているけど、なんとなくピンとこない。という方はぜひ読んでみてほしいです。

私は色々幼稚園の先生から言われることで気になったので病院を受診しましたが、担当医師はHSCを知らないものの、発達障害ではないと言われたため、じゃあ何?と調べてHSCに行きついた感じです。

そこの担当医師からは、

「最近は本当に少しでも何か違うというだけですぐに「発達障害」という言葉を出してくる園の先生が多い。でも、話を聞く限り発達障害ではないし、そもそも今この受診中も1時間弱の間お母さんとお話しているけど、娘さんは横で黙って静かに聴いている。空気を読んで、おとなしくしています。長年診察をしているけれど、見たら分かります。発達障害ではありません。もし仮にそうだったとしても、診断する必要性は全く感じません。」

と言われました。

医師によっても答えが変わることはあるようですが、我が家はこの言葉のまま受け取って生活しています。結局は親がどう受け取るかです。

今の教育現場事情に疑問に思うことはたくさんありますが、こちらが教育現場を変えることは不可能なので、保護者がしっかりとこどものことを見て把握して、先生からの言葉には惑わされないことが重要かと思います。

(先生の言葉を無視した方がいいと言っているのではなく、先生の言葉も受けつつ正しく情報を得るようにしていく必要があります。)

先生に理解してもらうには

正直、先生に理解してもらうのが難しいです。私もまだまだ日々模索中です。

そもそもHSCを知らない先生も多いので、勝手に理解してもらえることは少ないと思います。

一方で先生自体がHSP気質の場合は、HSCを知らなくても自然に適切な対応をしてくれる場合があります。

でもそうではない場合、「手がかかる子」、「指導しにくい子」、「集団に馴染めない子」とどんどんレッテルを貼られてしまう可能性があります。

そうすると、HSCの子どもはものすごく敏感でひとより敏感に感じ取ってしまう為、どんどん自己肯定感が下がってしまいます。さらに、保護者がHSCだと理解できていないと先生からの指摘を受け、家でも強く叱ってしまい、自己肯定感が下がる一方になってしまう可能性があります。

なので、まずは保護者が理解してあげることが重要だと思います。(私も気づくまで時間がかかったため娘には可哀想な思いをさせてしまいました。)

その上で、先生にも伝える必要があるかどうか。

HSCの中でも気質は様々で、集団であまり目立たない子と目立ってしまう子といるそうで、目立たない子の場合は問題が表面化してくることは少なそうですが、不登校になる子にはHSCが多いとも言われているので、目立たないとしても保護者は子どもを理解しておくにこしたことはないと思っています。

個人的には学校に理解してもらう必要性を感じた時点で、先生には伝えた方がいいのかな、考えています。

先生がHSCという言葉を知っているだけで、知っていないとは全然違うかなと思うからです。

明橋先生もこちらの動画で先生には伝えた方がいいとおっしゃっておられます。

我が家の場合、色々検討した結果、4月より進学する学校へは事前にお伝えしておきました。

漠然とHSCについてお伝えするのではなく、娘の特徴と、苦手なこと、得意なことをお伝えしました。

またこのことについては別の機会にお話ししたいと思います。

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