オルタナティブスクールは公立や私立の学校も増えてきていますが、両方に該当しない学校も多いです。
どういう扱いになるのか、よくわからないと思いますので少しお話したいと思います。
学校教育法の第1条に掲げられている教育施設の種類およびその教育施設の通称です。
第1条に掲げられている学校=一条校とされており、原則国として義務教育期間は一条校以外の教育は認められていません。
なので、学校法人になっていないオルタナティブスクールは原則認められていません。
ですが、実際は通っている方も多くいます。どのように通っているかをまとめます。 どうやって通うの?
一条校でないオルタナティブスクールに通うためには、原則、籍は地域の公立小学校に置くことになります。
あくまで公立小学校に在籍し、実際はオルタナティブスクールに通うということです。
公立小学校では不登校扱いとなります。積極的不登校ということになります。
不登校ということなので、公立小学校の教科書は頂けたり、公立小学校での権利は色々と使えたりもします。
また、地域によってはダブルスクールも可能で、入学式・卒業式に参列したり、オルタナティブスクールに通わない日に公立小学校に通うこともできる場合もあります。
一条校に通わないというのは、普通よりかなり大変であることは事実です。
多少大変ですが、それをしてまでもオルタナティブスクールに通わせたいという気持ちがあれば問題なく通うことはできます。
実際通う学校は、合格し、入学金・授業料を納めれば通うことが可能です。
問題は、在籍小学校との兼ね合いです。
在籍小学校では「不登校」としての扱いになりますが、事前に通わないということが分かっている場合、どのような対応になるのでしょうか。
こちらも市町村によって、また小学校の校長先生によっても対応は様々なようです。
保護者との話し合いの上で色々方向性を決めていくことになりますので、保護者としては市町村ときちんと向き合う必要があります。
対応は本当に様々で、毎年オルタナティブスクールの出席・成績表を公立小学校に送付するという地域もあれば、全く違う対応の場合もあります。
一条校に通わないという選択肢をしているわけなので、市町村ときちんと向き合い、お願いするという形で話し合いを進めていく必要があります。 不登校で気をつけること
公立小学校に籍を置きながら、オルタナティブスクールに通うということは、上記のように少し大変ではありますが、一つずつ対応することで可能になります。
気をつけなければいけないのは、進学するときです。
公立中学校に戻る、もしくはそのままオルタナティブスクールの中等部に進学する場合は問題ありません。
私立中学校に進学する場合・高校受験の際は要注意です。
卒業資格は公立小学校から出ることになりますが、「不登校」のため内申がほぼありません。
内申がない前提での受験となるため、受験校が限られる等の制約が出てきます。
進学には多少の工夫が必要になってきます。
そのため、中学校から公立に戻るという方も少なくないようです。
小学校入学時点では関係ありませんが、この点だけは頭に入れておく必要がありそうです。 それでもオルタナティブスクールの魅力
今まで、オルタナティブスクールに通うことが大変である点ばかり挙げてしまいましたが、それを踏まえてもオルタナティブスクールには魅力を感じます。実際通っている人はそういった保護者ばかりのため、価値観が似ている点もいいと思います。
興味がある方は、参考いただければと思います。
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