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園であったことを全然話してくれませんでした
今、1年生の娘が保育園に通っていた頃、娘は全然自分の気持ちを話してくれませんでした。
家で、会話をしていても自分のことを話すことは少なく、保育園にお迎えに行った時に「今日保育園どうだった?」と聞いても、いつも帰ってくる答えは、「楽しかった!」「わからない!」のどちらかでした。
「今日何したの?」と聞くと、いつも決まって「おままごと!」だけしか教えてくれなかったのです。
そうなると、園での様子がよくわからず、トラブルがあった時も何も状況が掴めなかったり、本人の気持ちが聞き出せないので、対処をするのがとても難しいということがよくありました。
話してくれない理由は脳の特性と、ママとの関係が影響しています
子どもがママにあまり自分のことを話してくれない場合、理由は2つ考えられます。
まず1つ目は、言葉で気持ちを表現することや出来事を整理して話すのが苦手で、うまく言葉にできない場合。
発達にでこぼこのあるお子さんは、言葉で表現することが苦手だということがあります。
その場合、自分が今嬉しいのか、楽しいのか、悲しいのか、ということをうまく掴みきれず、その気持ちにあう言葉で表現する力がまだまだ未熟なのです。
よく、人の気持ちを読み取るのが苦手だと言われることがありますが、一方で自分の気持ちを読み取ることも苦手なお子さんもいるのです。
2つ目は、ママが安全基地になっていない場合です。
ママがよく叱ること・注意することが多い場合、「自分の気持ちを言ったら怒られるかもしれない」という気持ちが働き、極力自分の話をしないでおこうとしてしまうことがあります。
もしくは、子どもが話している最中にママが「そうじゃないよ!」「これはこうじゃない?」と途中で口を挟んでしまっていることはありませんか?
子どもはまだ自分の考えを整理して言葉にしていくには時間がかかります。
その最中で途中に口を挟まれることが多いと、話す気持ちが減ってしまうということがあるかもしれません。
環境の変化が大きい4月、何があってもしっかり話してくれる関係づくりをしましょう
4月はどんな子も新しい環境に身を置くことが多く、友達関係やクラスの環境も1からスタートしていきます。
まだ輪が出来上がっていない頃、意外と子どもたちは辛辣な言葉で傷つくことを言われてしまったり、もしくはうまくコミュニケーションが取れず失敗をしてきてしまうこともあるでしょう。
そんな時に、帰ってきてママが子どもを癒してあげられるような関係性を作ることがとても大切です。
子どもがしっかり今日あったことや自分の気持ちを話せるような関係づくりを今からしていきましょう!
話してくれない子どもには肯定+言葉はゆっくり受け止めて
なかなか子どもが自分のことを話してくれない時に意識するべきことは、肯定的な関わりを増やすことです。
ママから注意されることが増えると、注意される相手にはなかなか気持ちを開きませんので、まずは肯定的な関わりを増やしてください。
そしてその上で、子どもが話し始めた時は、まずママの気持ちや意見を挟まず、子どもが言ったことをそのまま受け止めてあげてください。
「そっか〜」
「そう思ったんだ〜」
「なるほどね〜」
とママの気持ちを入れない相槌を打ってあげてくださいね!
ママは案外子どもが言ったことにすぐに解決策が浮かんでしまい、「そういう時はこうしたらいいんだよ!」と言いたくなりますが、それをグッと堪えて、一旦子どもの気持ちをまるごと受け止めましょう。
そして、受け止めたら、子どもの話をじっくり聞いてみてくださいね!
ママはなんでも聞いてくれる。
という安心感が子どもの中にできると、自然と話してくれるようになるはずです。
この4月、意識して試してみてくださいね。
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